ゾンビの出現により、人類の殆どが死滅したアメリカを舞台にしたコメディ映画。
ウディ・ハレルソン演じるタフガイと、行動を共にするひ弱な大学生をこの作品後に「ソーシャルネットワーク」の主演に指名されるジェシー・アイゼンバーグが演じています。
また二人と合流する曲者姉妹は、「アメイジング・スパイダーマン」のエマ・ストーンと、「リトルミスサンシャイン」のアビゲイル・ブレスリン。
主要キャラクターを演じる俳優はなかなか豪華です。
個人的に大爆笑だったのが本人役で登場するビル・マーレイ。
ゾンビ映画との縁も薄いのにナゼ?という疑問は抱きつつも、ゴーストバスターズをねたにして大はしゃぎするシーンなどは楽しかったです。
ただ、あの最後はちょっとショックでしたが……。
コメディとしては笑えたし満足でしたが、ホラーファンやゾンビファンの期待には応えきれなかった気がしますね。
ゾンビは出てくるものの、もっとイジって欲しかったです。
笑いのネタにもあまりなっていないし、ゾンビというキャラクターが活かされたシーンも少なかった。
ゾンビだらけになった世界というシチュエーションはベースにあっても、ゾンビそのものがフィーチャーされていない点が不完全燃焼の原因でした。
この「ゾンビランド」はゾンビシチュエーションコメディとでも言った方が良いかもしれませんね。
同じコメディでもゾンビに期待して見るなら「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ゾンビーノ」の方がよりゾンビが前に出ているのでお勧めです。