アメ車マニア


ワイルド・オブ・ザ・デッド (原題:UNDEAD OR ALIVE)

2007年アメリカ映画


西部劇とゾンビホラーを融合して、笑いの要素を加えた異色作。

虐殺されたインディアンの呪いによりゾンビ化した白人が、同じ白人に襲い掛かる。
噛まれると傷から呪いが伝染してゾンビ化するが、ロメロ系ゾンビと違って頭を撃っても倒せず、首を切り落とさないとダメ。
しかもゾンビたちには思考や会話の能力があり、なかなかタチが悪いです。

悪徳保安官に逮捕された二人組みの男たち。
入れられた隣の牢には、妻子を食い殺したという男が投獄されていた。
二人は警官の隙をついて逃げ出すが、そのゴタゴタの中で警官がゾンビ親父に噛まれてしまう。
かくして保安官や追跡者たちにまで感染は広がり、お尋ね者の二人は馬に跨ったゾンビ軍団から追われる事となる…。

全編ゴア描写という訳ではありませんが、スプーンで脳味噌を食べたり、スコップや刀での首を切断したりと、要所要所では見せてくれます。
低予算映画ではありますが、B級テイストを逆手に取っているので貧乏くささは感じさせません。
B級らしからぬ鮮明な映像で見やすかったですが、作品の雰囲気的には傷やノイズを入れてグラインドハウスっぽい演出も似合ったかも。
でも終始B級っぽさがいい味になっていて充分楽しめました。
特に「ゾンビ・ストリッパーズ」あたりが好きな人にはお勧めです。




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