アメ車マニア


ゾンビストリッパーズ (原題:ZOMBIE STRIPPERS)

2008年アメリカ映画


ホラー映画ファンって不思議なもので、時々無性にB級映画が見たくなるときがあるんです。
多分。そんな気分の時に選んだのがこの「ゾンビストリッパーズ」。
詳しい内容は知りませんでしたが、タイトルを見れば間違いなくB級ですよね。

ブッシュ政権4期目(!)となる近未来、世界中で戦争を繰り広げるアメリカは慢性的な兵士不足に。
そこである研究所では細菌で死体を生き返らせて兵士として働かせる研究が行われていた。
しかし研究所内でゾンビ軍団が暴れだしたため、特殊部隊が乗り込んで鎮圧する。
その兵士の一人が手を噛まれ、隣接するストリップクラブへ逃げ込み、ゾンビとなってストリッパーを噛み殺してしまう。
噛まれたストリッパーもゾンビとなり、ゾンビウイルスの力で激しいポールダンスを披露し観客を魅了するが、ダンスの後に個室に観客を連れ込み食べてしまう。
ロバート・イングランド演じるストリップ劇場主は、そんな惨劇など知らん顔。
ゾンビパワーに目を付けてゾンビストリッパーの集客効果を狙い金儲けを企む。
他のストリッパーたちも魅力的なダンスを踊りたいがために、自らゾンビに噛まれてゾンビ化してゆく。
そんなゾンビストリッパーたちとゾンビダンスに熱狂する男達が入り乱れ、劇場内は血に染まっていく。。。

実際に見てみると案の定B級のコメディホラーでした。
ゾンビになるとストリッパーの踊りが上手くなるなどハチャメチャな設定ですが、予想以上に面白かったです。
A級ホラーを作ろうとしてB級になったのではなく、最初からB級を狙って作ったのがよく分かります。
だから残念なB級ではなく心地よいB級。これは正直、かなりの拾い物でした。

スプラッター度もかなり高く、CGに頼りすぎていない映像が好印象。
やはりホラーは手間隙かけて特殊メイクしなくちゃいけませんね。
よくコメディホラーというと、笑いの要素とホラーの要素が分離しちゃってる事がありますが、これは笑いとグロがしっかり融合されていてなかなか笑いのセンスも良いです。

あとエログロと言われるように、ホラーにエロは欠かせない要素。
題材がストリップなだけあってその辺もばっちりです(最近の映画はボカシが少なくてドキドキします)。

 


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