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サンゲリア (原題:ZOMBI 2)

イタリア1980年度作品


イタリアのスプラッター映画の巨匠、ルチオ・フルチ監督のゾンビ映画。
巨匠と言ってもかなりの迷匠なので難しい事を考えながら見ちゃダメです。
ゆる~い展開の中に突如発生する惨劇!そしてそこまでやるか!と感心してしまう残酷シーンを楽しんでください。

ニューヨークに漂着した船で発生したゾンビ事件を調査するため、船の持ち主の娘と新聞記者がカリブ海の孤島を訪れる。
その島では伝染病で死んだ人間が甦り、生きた人間を襲っていたのだった。。。という展開。

正直、お話は二の次で、一番力が入っているのは特殊メイクアーティスト、ジャネット・デ・ロッシが手掛ける残酷描写。
まず見所は何といっても、女性の眼球にズブズブと木片を刺していくシーンでしょう。
ゆっくりゆっくり刺していくのがたまらなくイヤです。
先端恐怖症なので気を失いそうになります。

ルチオ・フルチは生理的な嫌悪感を抱かせるのが上手で、例えばウジ虫だらけのゾンビもイヤ~な感じだし、白い袋に入れられた死体がゆーっくり起き上がる所とかもイヤ。
映画作品としてのクオリティでいったら決して名作ではないけど、残酷シーンのインパクトは相当デカイです。
なんてったって「サンゲリア」のゾンビは海中でサメとも戦っちゃいますからね。

ゾンビ&スプラッター映画ファンなら一見の価値はあります!
そして一度見たら癖になっちゃうのがフルチ作品の魔力。

ちなみに原題は「ゾンビ2」。でもジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」とは全くの無関係。恐るべしイタリアンホラー。。。

【2014年2月追記】ついにBlu-ray版「サンゲリア」が発売されます!

 


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