アメ車マニア


クリスティーン (原題:CHRISTINE)

1984年アメリカ・ポーランド合作


スティーブン・キング原作、ジョン・カーペンター監督の殺人自動車のお話。

冴えないいじめられっ子の高校生が、町で偶然見かけたポンコツの1958年型プリマス・フューリー。
これをオーナーから買い取り、自らレストアを始める。
しかしこのクルマを手に入れた頃から彼の性格に変化が表れる。。。

クリスティーンとは主人公が溺愛する愛車に付けた愛称。
特長的なアルミ装飾が美しいこのクリスティーンちゃんですが、プリマスの工場で製造されている過程から女性の意思を持っており、組立工のおっさんが車内に咥えタバコの灰を落としただけ殺してしまうビッチぶり。
そんな悪女に手玉に取られ、オーナーの少年はすっかり自分を見失っちゃいます。
だらしないダーリンなのにクリスティーンちゃんの愛は固く、少年に言い寄る彼女が現れるとジェラシー丸出しで殺しに行きます。
またプライドも高く、いじめっ子達が自分を傷つければ出向いていって復讐してきます。
最後は、少年を心配した親友の手によりスクラップにされてしまいますが、それでも死なないクリスティーンの執念が素晴らしい。
ちなみにクリスティーンちゃんには自己再生能力があり、破壊されても凹んだボディを自分で直すことができます。
フィルムの逆回しであたかも修復しているように見せているだけなのですが、ダーリンの前で生まれ変わった自慢のボディを見せ付けるかのように修復するシーンは妙に艶かしいです。

 


<地獄のデビルトラック> <リストへ戻る> <ペットセメタリー>