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死霊のはらわた (原題:EVIL DEAD)

アメリカ1984年度作品

 

スパイダーマンを現代に蘇らせたヒットメーカー、サム・ライミ監督伝説の商業映画デビュー作にして、スプラッターホラーという言葉を世間に定着させた立役者的作品。
飛び散る血や体液や得体の知れない液体に、細切れにされた人体。。。
初めて見たときは余りのぐちゃぐちゃぶりに衝撃を受けました。

極低予算で仲間内でワイワイやりながら作った映画なのに、映画界の常識を覆してしまうほどの影響を与えたのも頷けます。
「死霊のはらわた」を見て、スプラッターを限度を超えて突き詰めていくと最後はコメディになってしまうと知った人も多いのではないでしょうか。
ブルース・キャンベルの演技も加わり、当時はゲラゲラ大爆笑しながら見ましたね。

トム・サリバンの特殊メイク技術をはじめ、低予算ならではの工夫があちこちに散りばめられていて色々な意味で面白いです。
チープなコマ撮りアニメーションも、この作品のキッチュな味わいを一層強調しているんですよね。
また高額なステディカムカメラが使えないため、自作したしたシェイキーカムカメラで死霊目線の映像を撮ったりもしています。

今思えば、これがホラー映画の一つのターニングポイントだったと思います。
「死霊のはらわた」が無ければ今のホラー映画の流れはなかったでしょうね。

  
 


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