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パラノーマル・アクティビティ (原題:PARANORMAL ACTIVITY)

2007年アメリカ映画


同棲生活を送るミカとケイティのカップルは、寝ている間に起こる怪奇現象に悩まされていた。
ケイティは子供の頃から不思議な現象に襲われていたが、同棲を機に、彼氏のミカが「俺が解決してやる!」とばかりにビデオカメラを購入して生活の記録を開始する。
二人が眠る寝室を録画した映像には、異音、勝手に動くドア、勝手にめくれる布団、夢遊病のように数時間立ち尽くすケイティの姿などが記録されていた。
しかしこれらの怪奇現象は日を追うごとに激しくなり、より強大なパワーで二人に迫ってくるようになっていった。
そしてある夜、ついに姿の見えない霊はケイティの体を暗闇の中へ引き擦り込もうとする。。。

完全にアイデア勝負の作品。
登場人物4人、舞台は監督の自宅、制作費15000ドル、撮影期間1週間。
低予算ですから派手な仕掛けは一切無く、音楽すらないので本当にその辺のカップルが撮ったホームビデオを見ているような錯覚に陥ります。
普段どおりの何気ない日常に突如起こる超常現象が非常に恐ろしい。
派手な流血シーンがある訳でもなく、恐ろしい悪霊が顔を出す訳でもありませんが、だからこそここまでのリアリティが生み出せたんだと思います。

ちなみに同様にホームビデオで撮影したという設定の「ブレアウィッチ・プロジェクト」は、最後が何だかすっきりしない終わり方でしたが、「パラノーマル・アクティビティ」の方は分かりやすいエンディングが用意されているのでご安心下さい。

某大物映画監督が「パラノーマル・アクティビティ」のリメイク権を獲得したものの、オリジナルを超えるのは困難と判断して製作を断念したとの事。
確かにこの作品に大金をかけて派手にした時点で怖さは消え去るでしょうから、これは英断だったと思いますね。

あまり言葉で説明してもこの作品の本質は伝わらないと思うので、興味がある人はとりあえず見てみてください。
残酷なシーンが無いからといって油断して見ると、怖くて夜中にトイレへ行けなくなりますからご注意を。。。

 


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