アメ車マニア


オーメン666 (原題:THE OMEN)

2006年アメリカ映画


グレゴリー・ペック主演「オーメン」1作目のリメイク作品です。
あの名作オカルトをリメイクするとは、神をも恐れぬ…ではなく、悪魔をも恐れぬ暴挙ですね。
オリジナルの「オーメン」は好きな映画の1本なので、当然辛口になりますよ。

まずダミアン役の子役は普通の子供にしか見えない。
オリジナルのダミアンを見てみてくださいよ。
あの子役、本当に邪悪なのでは?と思える不気味な雰囲気を持ってましたよね。あれが無い。

あと高貴な雰囲気を持っていたグレゴリー・ペックの代わりがリーブ・シュライバーって。
もう少し重厚なキャラの俳優さんが良かったのでは。

でもミア・ファローのベイロックさんはオリジナル以上だったかな。

あとね、悪魔に殺されちゃうシーンがあっさりしすぎ。
見えない力を感じるような描き方がされてると良かったんだけど。
あ、そうそう、串刺し神父さんのシーンもガラスは余計でしたね。
避雷針だけで十分だったのになぁ。

また音楽については、例の呪文のような曲が使われませんでした。
あれだけはジェリー・ゴールドスミスに高いお金を払ってでも使って欲しかったかな。

テンポも速く、いかにも今時なホラーになってるんですが、ちーとも怖くない。
怖がらせてもらいたくて見てるんですけどね。。。

あ、そうそう、劇場公開時のタイトルは「オーメン」だった気がするんですが、いつの間にか「オーメン666」になったのは気のせい?



<オーメンシリーズ> <リストへ戻る> <エクソシストシリーズ>