アメ車マニア


ドライブ・アングリー3D (原題:DRIVE ANGRY 3D)

2011年アメリカ映画


ニコラス・ケイジが「60セカンズ」に続いてまたカーアクション映画に主演する、という話を海外の映画サイトで随分前に知りました。
そしてしばらくして公開された本国の予告編を見て胸を躍らせたものです♪
それからまたしばらく経って無事日本公開が決まりましたが、上映劇場が少ない!
近所に 映画館はいくつもあるのにどこも公開されなかったので、わざわざ1時間半もかけて劇場まで足を運びました。

この作品、3D映画として製作されたのですが、最近の奥行を出すために3Dを用いるのではなく、ガンガン飛び出してくる系です。
観客に向かって物体が飛んできたり、長いものを突き出してきたりと、思わず避けちゃうようなシーンが多くて楽しかったです。
古典的手法だけど、やはり3D映画は飛び出し系が好きです。
Blu-rayも発売と同時に購入しました。
結構動きの速いアクションシーンや細かい描写も多いので、3Dじゃないのは残念ですが劇場よりも細部まで楽しむことができます。

お話はカルト教団に娘を殺され、孫を奪われた男ニコラス・ケイジが、赤ん坊を取り返すために教団の悪者達を倒していくというもの。
事件に巻き込まれて行動を共にする美女が、今話題のアンバー・ハード。 ワイルドでビッチなヒロインを格好良く演じています。
ビュイック・リビエラで現れたニコラス・ケイジ、悪者が乗るフォードF150に体当たりして冒頭で不動車に。
そこで目をつけたのが、アンバー・ハード演じるウェイトレスが乗るダッジ・チャージャー。
しばらくは大活躍しますが後半でやはり不動状態に。
最後はデヴィッド・モース演じる友人からシェベルを受け取り、教団との最後の戦いに挑みます。

ちなみに「ドライブアングリー3D」、普通のカーアクション映画ではありません。
なせなら監督は、ホラー映画で有名なパトリック・ルシエ。
つまりホラー映画とカーアクションを組み合わせたオカルトカーアクション映画なんです。
ちょっとグロいシーンもありますがそれほどそっちに力は入っていません。基本はやはり車ですね。
リビエラは一瞬ですけど、チャージャーとシェベルの格好良さは堪能できますよ~。

さて、後半にはニコラス・ケイジの正体が明らかになるのですが…ネタバレだけど書いちゃいます。
実はニコラス・ケイジ、娘の復讐と孫の救出のために地獄から舞い戻った死者なんです。
しかも生前は悪人だったため地獄の牢獄に閉じ込められてい
た。
それが残してきた家族のため、脱獄して蘇ってきたんです。
ちょっとドラマチックですよね。
でも脱獄犯を地獄の番人達が放っておくわけもなく、 刺客が後を追いかけてきます。
この地獄の使者がウィリアム・フィクトナー。
身なりはFBI捜査官のようにスマートですが、ブラックなユーモアを発散してて面白いキャラクターです。

ということで、地獄の使者と警察に追われながら、カルト教団を追い詰めていくというお話。
最後は無事に赤ちゃんを取り返すことができるのでしょうか?そしてニコラス・ケイジの運命は?

シボレーベルエアが走り去るエンディングの格好よさは半端じゃないのでお楽しみに!




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