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フロム・ダスク・ティル・ドーン2 (原題:FROM DUSK TILL DAWN 2:TEXAS BLOOD MONEY)

1999年アメリカ映画


今回の主人公たちはメキシコの銀行へ押し入る計画を立てた荒くれ者一味。
前作とは全く関係ない登場人物たちです。グループのリーダーは「ターミネーター」のT1000役ロバート・パトリック。

バック(ロバート・パトリック)は仲間のルーサーから銀行強盗に誘われ、そのために仲間を集めて回る。
そしてルーサーとはメキシコのモーテルで落ち合う予 定だった。
ルーサーはモーテルへ 向かう途中、荒野の真ん中でジープに巨大なコウモリが衝突して走行不能になってしまう。
襲いかかってきたコウモリを撃ち殺し、偶然目の前にあったバー 「ティティ・ツイスター」へと立ち寄る。
そこでバーテン(ダニー・トレホ)にコウモリを殺した話と車が故障した事を伝えると、親切に送ってくれると言い出した。
乗り捨てたジープの所へ行くとコウモリの代わりに血まみれの男が倒れていた。
男は自分を撃ったのがルーサーだと言うとバーテンと共にヴァンパイアの本性を現して襲いかかってきた。
ヴァンパイアに噛まれたルーサーは自らもヴァンパイアとなり、仲間の待つモーテルへと現れる。そして仲間を次々と毒牙にかけていく。
そしてヴァンパイア強盗団は銀行に潜入するが、周囲を警官隊に囲まれてしまう。
バックが仲間たちの異常に気付いた時には、既に自分を除くすべてがヴァンパイアと化していた。
狙撃隊に囲まれた銀行の中で、バックはヴァンパイア軍団と戦う事になる。。。

この続編ではロバート・ロドリゲスが製作総指揮に回りました。
監督は「死霊のはらわた2」でサム・ライミと共同で脚本を執筆したりしているスコット・スピーゲルへ任せています。
今回はティティ・ツイスターのヴァンパイアと戦うのではなく、ヴァンパイアに噛まれた仲間と戦う事になります。
そのため、前作のように得体の知れない化け物と戦うという感じではなく、凶暴になった仲間が相手という点では面白みに欠けます。
前作のような何が出るか分からない!という高揚感はありません。
ティティ・ツイスターもダニー・トレホも一瞬しか出ないので前作のファンはガッカリするかも。
その代わりという訳ではないでしょうが、冒頭でブルース・キャンベルが特別出演してたりして、ホラーファンへのサービスも忘れていません。

ちなみにこの作品は本国では劇場公開されていません。
最初からビデオ用映画として作られたのか、それとも完成した作品を映画会社の重役が見てビデオスルー!と言ったのかは定かではありませんが、
何となく感じるスケール感の無さは当初より劇場公開するつもりは無かったのでは!?と思えます。
前作のファンならとりあえず見といていいかもしれませんが、それ以外の人はスルーでもいいかな?

  


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