アメ車マニア


クライモリ (原題:WRONG TURN)

アメリカ/ドイツ合作2003年度作品


事故によって車を失い、山深い森の中を歩いて抜けることになったグループを3人の殺人鬼が襲う。
この殺人鬼たちは奇形で生まれた兄弟で見た目も不気味です。
こいつらは捕まえた人間を食料にしている食人一家なのです。
だから人体解剖みたいなゴアシーンもあるし、最近のホラーらしいツボは抑えてます。

そんなゴアゴア特殊メイクを手掛けたのは、今は亡きスタン・ウィンストン!
アカデミー賞受賞暦もあり、数々の大作を手掛けてきた大御所が、自ら製作を希望した作品がこの「クライモリ」だそうです。
「エイリアン2」とか「ジュラシックパーク」なんかもやってきた大物でも、時にこういうB級スプラッターが恋しくなるものなんでしょうか。

グログロゴアゴアの特殊メイクは凄いのですが、物語の流れが基本的に「悪魔のいけにえ」のパクリなんです。
チェーンソーも出ないし、舞台も荒野じゃないけど、見終わった後に「これ、悪魔のいけにえだったね。。。」って気付いちゃう。
イマイチ個性に乏しく、印象が薄いのが残念ではありますが、見てる最中はそれなりに楽しめました。
みんなでキャーキャー言って見るにはちょうどいい軽さですね。



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