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「ハロウィン」シリーズ


ハロウィン (原題:HALLOWEEN)

アメリカ1978年度作品

 

ジョン・カーペンター監督の名作スラッシャームービー。

ハロウィンの夜に姉を刺殺した少年マイケルは、精神病院に入院する。
何年か経って青年となったマイケルは精神病院を脱走。
ハロウィンに浮かれる町でブギーマンとなって凶行を繰り返していきます。

死体を眺めて首をかしげる姿など、体は大人でも心は子供のままというマイケルのキャラクターが不気味。
青白い顔のマスクと肉切り包丁が強烈な印象を残します。

ジョン・カーペンター特有の乾いた空気感と、監督自ら手がけた美しくも恐ろしい音楽もこの映画の雰囲気を効果的に高めています。
マイケルと戦う女子高生ローリーを演じたジェイミー・リー・カーチスと、ルーミス医師を演じたドナルド・プレザンスはハマリ役で、その後二人ともホラー映画でしか見かけなくなってしまいましたねえ。

ちなみにブギーマンとは実体を持たない伝説の怪物のことで、言う事を聞かない子供に対して親が「悪い子はブギーマンが連れてっちゃうぞ」と言って脅かしたりするそうです。

  


ブギーマン (原題:HALLOWEEN 2)

アメリカ1981年度作品

 

ジョン・カーペンター監督の「ハロウィン」の続編。

1作目のラスト、倒したはずのマイケルの死体が姿を消した所から始まります。
傷を負いながらも街中を彷徨いながらさらに凶行を重ねていくマイケルをルーミス博士が追跡します。
一方ローリーは病院へと収容されますが、マイケルはその病院に現れ、病院の職員を次々と殺していきます。
マイケルに見つかったローリーは病院内を逃げ回り、間一髪の所でルーミス博士が助けにきます。
しかしルーミスもマイケルに刺されて倒れてしまったため、ローリーはルーミスの銃を拾い、マイケルの顔面に向け銃弾を発射。
両目に命中して視界は奪われたものの、マイケルは倒れず、メスを振り回しながらローリーに迫る。
瀕死のルーミスはローリーに部屋から逃げるように言うと、医療用ガスに引火させマイケルと共に最期を遂げる…。

監督が代わり前作とは微妙に雰囲気が違いますが、マイケルと前作で生き残ったローリー、ルーミス医師との再対決が描かれています。
前作は包丁であっさり刺殺してたのが、この2作目では凶器を使い分け、殺し方に残虐性が表れています。

 


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