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「ポルターガイスト」シリーズ


ポルターガイスト (原題:POLTERGEIST)

1982年アメリカ映画



製作総指揮がスティーブン・スピルバーグに、監督がトビー・フーパーという映画界の光と影がタッグを組んだ作品。

新興住宅地に越してきた一家を襲う怪現象。
何と家の下には先住民の墓地が埋まっていた。。。
一家の次女、キャロルアンの生命の輝きに魅せられた霊たちが、キャロルアンを霊界に連れ去ってしまい。。。

スピルバーグですから基本的にファミリー向けホラー映画なんですが、スピルバーグをもってしてもトビー・フーパーの溢れ出る毒気は抑え切れなかったようで、ちょっと子供には刺激が強いのでは?というシーンも所々あります。
ただし、これでも相当スピルバーグに抑え込まてれたようで、実質、スピルバーグが監督したと言われるほど口を挟まれたようです。
もっと毒々しいトビー・フーパー風味の「ポルターガイスト」も見てみたかったですが、ラストのスペクタクルはさすがスピルバーグ!と思えるスケールで立派なエンターテイメントに仕上がってます。

  


ポルターガイスト2 (原題:POLTERGEIST 2 THE OTHER SIDE)

1986年アメリカ映画



2作目はスピルバーグもトビー・フーパーも離れてしまいました。監督は特撮畑のブライアン・ギブソン。クリーチャーデザインを「エイリアン」と同じスイスの画家H.R.ギーガーが担当しています。今回もインディアンの霊がキャロルアンを連れ去ってしまいます。娘を取り返すために、一家は力を合わせて霊と対決します。前作では一家に長女がいたのですが、演じていた女優さんが彼氏に殺されてしまい、2作目では長女の存在に触れられていません。また、霊媒師のおばさん、霊のリーダー役のおじさんもこの2作目撮影後に亡くなっています。



ポルターガイスト3 少女の霊に捧ぐ… (原題:POLTERGEIST 3)

1988年アメリカ映画



3作目では、親戚の家に預けられていたキャロルアンにまたもや霊が忍び寄ります。
1作目、2作目であれだけ頑張って絆を深めた一家が、この3作目では離れ離れになってるなんてショック。。。
舞台が高層マンションに変わったり、叔父にトム・スケリット、叔母としてナンシーアレンが登場しますが、いまいち盛り上がりに欠けます。
作品としての盛り上がりはいまいちですが、この3作目完成後にはキャロルアンを演じたヘザー・オルークまでもが亡くなり、当時は大きな話題を呼びました。
しかしこの邦題はダメだよ。配給会社の神経を疑うわ。



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