アメ車マニア


ローズマリーの赤ちゃん (原題:ROSEMARY'S BABY)

1968年アメリカ映画


若い夫婦ガイとローズマリーがニューヨークのアパートへ引っ越してくる。
隣人は異常なまでに親切な老夫婦である。
ローズマリーとガイは赤ちゃんの妊娠を待ち望んでいた。
ある夜、老夫婦からもらったデザートを食べたローズマリーは気分が悪くなり寝込んでしまった。
その夜、悪魔に犯される悪夢を見る。
そしてし ばらくすると妊娠した事が発覚する。
子供はガイとの子供なのか?それとも…。
その頃から住人たちの親切さがエスカレート。
住民たちの異常さに気付いたローズマリーはガイに相談するもまともに取り合ってくれない。
徐々に衰弱してゆくローズマリーを心配した友人は調査してくれたが、突然の病気で亡くなってしまう。
しかしその友人が残してくれた悪魔に関する書物を読むうちに、アパートの住人が悪魔崇拝者である事に気付く。
臨月を迎えたローズマリーは赤ちゃんを産むが、周囲からは死産だったと聞かされる。
しかし、アパートのどこかから赤ちゃんの泣き声が聞こえる事に気付いたローズマリーは、その声の元へ向かう。
そこには。。。

奇才ロマン・ポランスキー監督の名作ホラー。
登場人物みんなが胡散臭くて誰を信じればいいか分からないというローズマリーの孤独感が痛いくらいに伝わってきます。
見るからに幸薄そうなミア・ファローが本当にかわいそう。
昔見た時は気づかなかったけど、最近見直したら旦那役がジョン・カサベテスだという事に気付きました。
この人もインディーズ映画界の天才監督ですね。

しかしポランスキー監督の波乱の人生はすごいですね。
奥さんの女優シャロン・テートとお腹の赤ちゃんをチャールズ・マンソン一味に惨殺され、
その後子供への淫行容疑で有罪になりアメリカから逃亡。
世界中を転々としながら「戦場のピアニスト」でアカデミー賞を取ったりと、完全に普通じゃない人生です。


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