カナダの鬼才ホラー映画監督デビッド・クローネンバーグ初期の作品。 バイク事故で負った傷に皮膚の移植手術を受けた女性が、その手術の影響で脇の下に血を吸う突起物が生え、抱きついた人間の血を吸ってしまう。 血を吸われた人間は凶暴化し、別の人間を襲う。 体が変異してしまうテーマはその後クローネンバーグが度々扱いますね。 後の鬼才も、さすがに駆け出しの頃はまだ大人しく普通のホラー映画っぽく撮っていますが、それでも独特の陰湿さが毒々しさは既に健在です。
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