アメ車マニア


イグジステンズ (原題:eXistenZ

1999年カナダ・イギリス合作


バーチャル空間で行うゲームとそれにまつわる陰謀にジュード・ロウが巻き込まれるお話。
バーチャルという言葉でお気づきのように、現実と仮想現実の境界線が曖昧で訳が分からなくなります。
でも難解はないし、訳が分からないからつまらないという事ではないんです。
「あ~!訳が分からない!」という状況を楽しむ映画ですからご安心ください。
目が回って地面がどこか分からなくなったような不安な心もとない感覚、あれに似てるかな。
「裸のランチ」もそうでしたが、最近のクローネンバーグ作品はそういう傾向が強いですね。

特にグロい描写はありませんが、グネグネといやらしく動くゲームのコントローラー、生物の骨で組み立てた銃など、変態じみた小道具を見てるだけでも頭おかしくなりそうです。
あと、チョイ役ながら強烈な印象を残すウィレム・デフォーの顔も精神衛生上良くないかも。。。

 


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